こんばんは
HMBゴルフアカデミートレーナーの田口です
昨日は定休日だったため、日本赤十字社の救命講習を受けてきました
救命講習は心肺蘇生法やAED、異物の除去など
緊急時に迅速かつ正確な対応できるようにするための講習となります
専門学生時代にセルフメディケーションという授業があり、
『目の前で大切な人が倒れたらあなたには何ができますか?』
と最初の授業でこの問いを投げかけられました。
考えても何も出来ない!!という結論から
ライフセービングという活動を行うことにしました!!
それからは必至でいざというときに対応できるよう
毎日ダミーの人形を使って練習していたことを思い出しました。
ライフセービングから離れてからは、練習もしなくなり、
案の定、昨日の講習ではかなり忘れている部分も多かったです…。
この救命講習で学んだ知識、今までの知識を
皆さんにも伝え、少しでも多くの人に正しい理解をしてもらいたいと思います。
◎カーラーの生命曲線
これは時間経過と生存率を表したグラフとなります。
心停止後、約3分で50%死亡
呼吸停止後、約10分で50%死亡
時間経過とともに死亡率が増えて行きます。
◎ドリンカーの生存曲線
呼吸停止後に心肺蘇生法の開始までに要した時間と生存率
1分後…97%
2分後…90%
3分後…75%
4分後…50%
5分後…25%
10分後…約0%
呼吸停止後、応急手当が長くなるにつれて生存率が低下していく。
◎救命の連鎖
救急車を要請してから到着までの平均は6分30秒を要する
(総務省消防庁2007『救急業務におけるトリアージに関する検討報告書』)
この現実をカーラーの生命曲線に当てはめてみると
救急車が到着した頃にはすでに半数以上の人は死亡してしまう。
目の前の人を救うためには救急車の到着を待って
いられないということが分かると思います。
救急車の到着までの時間にいち早く
一時救命処置を行うことが必要となります。
◎一次救命処置とは
・迅速な通報
・迅速な心肺蘇生
・迅速な除細動(AED)
◎心肺蘇生(心臓マッサージ)と人工呼吸
脳に酸素を送るために、とても重要な役割を果たします。
◎AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)
AEDは心電図を自動で解析し、電気ショックを行うべきか判断してくれ、
電気ショックが必要であればスイッチ1つで誰でも処置ができるようになっている。
2004年に一般市民でも使用できるようになりましたが、
正しい使い方を理解している方はまだまだ少ないようです。
講習を受けて、一次救命処置の大切さを再確認し、
少しでも多くの方にいざという時に対応できるようになってもらいたい
という想いを込めて、昨日の講習の内容をアップしました。
この知識はできることなら使いたくないのですが、
いざとなった時にはこの知識が必ず必要になるのだと思います。
かけがえのない『命』を守るために、今回学んだ講習を
たくさんの方に広めて行くのも大切な活動だと思いました。
一次救命処置はたくさんの団体で実施しております。
『大切な人が目の前で倒れたらあなたなら何ができますか?』
皆さんも想像してみてください。
最後にAEDに関しての動画を見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=i_GuQ-SuMuM&feature=player_detailpage